2004年10月15日 |
PSPの9月の出荷量、前年同月の97.9%に |
ロールトレーが減少、ロール一般は微増 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会の集計によると、同シート(PSP)の9月の総出荷数量は1万250トンとなった。前年同月の実績を2.1%下回っている。今年に入って9ヶ月連続の前年割れとなった。 前年同月割れの要因の一つは、最大消費品種のロールトレー用が1.4%減と依然として低迷から脱却できないでいる点にある。今年に入っての9ヶ月全てが前年割れとなっている。もっとも、これには、同シートを自製している加工企業が同シートの自給率を引き上げていることも少なからず影響していると指摘する向きもある。 今年前半に着実な伸びを続けてきたラミネート丼も、9月はわずか1.0%ながらマイナス成長となった。3ヶ月連続の前年割れである。ラミネート一般用は14.3%減と大幅な落ち込みとなっている。反面、ロール一般用は0.5%で3ヶ月振りに前年同月を上回った。 各品種の9月の出荷数量は以下の通り。かっこ内は前年同月比。右は4月からの累計。 ▽ロールトレー 4,330( 98.6%) 25,380( 93.2%) ▽リール一般 2,100(100.5%) 11,880( 97.4%) ▽小計 6,430( 99.2%) 37,180( 94.5%) ▽ラミネート丼 2,980( 99.0%) 14,480( 96.6%) ▽ラミネート一般 840( 85.7%) 5,140( 82.2%) ▽小計 3,820( 95.7%) 19,620( 92.4%) ▽合計 10,250( 97.9%) 56,800( 93.8%) |