2001年10月30日 |
信越化学、タイにアジア最大のシリコーンモノマー工場起工 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:信越化学工業、東芝 |
信越化学工業は30日、米ゼネラルエレクトリック・カンパニーと合弁でタイに設立した、アジア・シリコーン・モノマー社が同国ラヨン県マプタプットの工場地にシリコーンモノマー(シランモノマー/シロキサン中間体)年産7万トン工場の建設工事に着手したと発表した。起工式は29日、建設敷地内で行った。 投資総額は約2億5,000万ドル(約105億バーツ)、アジアでは最大規模の単独シリコーン工場となる。完成は2003年を予定している。 信越化学、GEの両社は今年2月、シリコーン製品の中間原料となるシリコーンモノマー製造会社をタイに設立することで合意し、「Asia Silicons Monomer Limited」を設立した。合弁会社の資本金は2億7,940万バーツ(約6,400万ドル)で、出資比率は信越化学が50%、GEは東芝と合わせ50%、社長は山田重明氏で従業員約100人。 製品シリコーンモノマーは信越化学とGEが折半で引き取る。信越化学はすでに今年2月タイに全額出資子会社「シンエツ・シリコーンズ・タイランド社」を設立、シリコーンオイル製品とエラストマー製品合わせて年産5万4,000トン工場を2003年3月までに完成させる計画を進めている。 |