2004年10月20日
スチレン工業会、向こう2年の内需を1%減と予想
輸入品を含めた場合は各年1%増に
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会は19日、PS(ポリスチレン)の中期需要展望を明らかにした。それによると、国産品の内需量は今年こそ昨年のマイナス成長(前年比1%減)からプラス成長に転じて2%増となるものの、05年と06年はともに前年を1%下回ることになると結論している。
 
 また輸出については、今年が41%減、05年が5%減と2年連続して縮小、06年はかろうじて前年の横並びになると予想している。輸出を含めた国産品の総出荷量は各年とも前年を1%下回るとの見方になっている。
 
 一方、輸入品を含めた場合の国内需要量は、04年〜06年の3年のいずれも1%増になると予想している。
 
 国産品の主要需要分野別見通しの中では、家電メーカーや事務機器メーカーの海外への生産拠点の移行が響いて電機・工業用が今年を含めて3年とも前年を下回るとの厳しい見方となっている点が目を引く。
 
 日本スチレン工業会がまとめたPSの中期需要展望はニュースリリース参照。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/1020jsta.pdf