2004年10月25日 |
三菱化学、スチレンモノマー来月から15円値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:三菱化学 |
三菱化学は25日、スチレンモノマーの価格修正を発表した。11月1日出荷分から国内向け価格を1キログラム当たり15円値上げすると発表した。 年初からの原油、ナフサ価格の高騰に加えて、主原料であるエチレン、ベンゼン価格が急騰し膠着状態にある。ベンゼン価格は、指標となる米国の10月契約価格がガロン当たり374セントといぜん高止まりしており、国産基準ナフサ価格も第3四半期の1キロリットル当たり3万1,000円から、第4四半期には3万6,500円水準にまで上昇すると予想されている。 一方、スチレンモノマーの海外市況は、こうした原料高と中国市場の堅調な需要増加による需給バランスのタイト化を背景に上昇が続き、最近は1トン当たり1,400ドルを超える水準で推移している。 こうした状況から、同社はキロ15円の価格修正を行い、コスト上昇による収益悪化の回避と、事業採算の改善を図ることにした。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/1025mitsubishi.TIF |