2004年10月26日 |
カーボンブラックの出荷、9月は前年比3.9%増に |
タイヤの生産・販売の好調が支えに |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:カーボンブラック協会 |
カーボンブラック協会が26日に集計したところによると、カーボンブラックの9月の生産数量は6万6,250トン、出荷数量は6万7,973トンとなった。 前年同月に比較すると生産量は1.6%、出荷量は3.9%それぞれ多い。この結果、生産量は3ヶ月連続の、また出荷数量は5ヶ月連続の前年同月超えとなった。出荷の対前年同月比伸張率は、過去5ヶ月のうち9月が断然高い。これまでの最高は6月の1.8%増であった。 同協会では、9月における出荷の好調の最大の要因は自動車用タイヤの生産・販売量がともに大きく伸びたことにあると分析している。同協会の調査によると、自動車用タイヤの9月における国内向け出荷量の対前年同月比伸張率は5%台という高水準を記録、うち新車用タイヤの販売数量の伸び率も5%台となった。また輸出の伸び率はさらに高く6%台となり、これに伴い生産量は7%台のハイレベルに達した。 この結果、カーボンブラックの1月から9月までの累計は、生産量が59万6,373トン、出荷量が59万3,099トンとなった。前年同期に対比すると生産は1.7%増、出荷は2.2%増ということになる。 カーボンブラックの9月の出荷数量は以下の通り。単位はトン。かっこ内は前年比。右は1〜9月計。 ISAF 12,422 122,784 HAF 28,802 240,244 FEF 12,347 105,675 GPF 6,622 58,643 SRF 3,055 25,058 FT 624 5,728 ゴム用計 63,882 558,132 (103.9%) (102.3%) 非ゴム用 4,091 34,967 (103.9%) (101.8%) 合計 67,973 593,099 (103.9%) (102.2%) |