2004年10月28日
クラレ、EVOH系樹脂「エバールSP」生産設備が稼動開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:クラレ

 クラレは、昨年12月から岡山事業所に建設中だった新規EVOH系樹脂「エバールSP」年産能力5,000トン設備がこのほど完成し、28日稼動開始した。
 
 「エバールSP」は、プラスチックの中で最高レベルのガスバリア性を持つEVOH樹脂「エバール」をベースとし、柔軟性・弾力性に優れた加工性を付与した新素材。食品の鮮度を保つ各種包装材料をはじめ、工業材料分野にも用途が期待されている。
 
 米国・欧州にも事業拠点を構築、世界市場シェアは70%に達している。 今月19日には欧州の増強設備が稼動開始し、現在世界3拠点での生産能力は年間57,000トンに達している。さらに米国でも倍増計画を決めており、2006年春には年間81,000トンとなる。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/1028kurare.pdf