2004年11月01日 |
DICと日立化成「不飽和ポリエステル樹脂」で事業統合 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:大日本インキ化学工業、日立化成工業 |
大日本インキ化学工業(小江紘司社長、DIC)と日立化成工業(長瀬寧次社長)は1日、両社の不飽和ポリエステル樹脂事業を統合し、折半出資による新会社「ディー・エイチ・マテリアル株式会社」を設立すると発表した。 不飽和ポリエステル樹脂の国内市場は1991年の年間27万トンをピークに減少を続け、03年には16万トンとピーク時の59%にまで減少している。一方、メーカー数は1991年の7社から現在は5社に減ったものの、生産能力は当時の37万トンから30万トンと、わずか7万トンしか減少していない。このため両社とも同事業の収益が悪化していた。 新会社は、生産拠点をDIC・堺工場、日立化成・山崎事業所(山崎)の東西2ヵ所とし、集中生産による効率化を図る。DICの千葉工場(千葉県市原市)、日立化成の山崎事業所(鹿島)の生産は中止する。 【新会社の概要】 (1)会社名: ディー・エイチ・マテリアル株式会社(略称:DHM) (2) 事業内容: 不飽和ポリエステル樹脂の製造、販売 (3)資本金: 4.5億円 (4)出資比率: 両社折半出資 (5)本社所在地: 東京都千代田区 (6) 営業開始予定: 2005年4月1日 (7)営業拠点: 東京、大阪、名古屋、福岡 (8)生産拠点: 堺工場、山崎工場 (9)売上高計画: 約130億円(初年度) (10)社員数: 約110名 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/1101hitachikasei.pdf |