2004年11月04日
KPCとのナフサのプレミアム再交渉が決着
KPCが譲歩、トン13ドルを再々提示
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:丸善石油化学、三菱化学

 クウェート石油公社(KPC)と日本の石油化学企業や大手商社等との間で進められていたナフサの今年12月〜来年11月分のプレミアム価格交渉がほぼ決着した。
 
 日本側企業の多くが、MOP-A(スポットのアラビア湾積み価格の中値)にフレートを加算した額にさらにトン当たり13ドルを上乗せすることに同意した模様。今年8月〜来年7月分のプレミアムに比べると同4ドル安となる。
 
 今回の交渉では、KPCが最初に提示した同15ドルを日本側各社が強く拒否。次いでKPCが再提示した同14ドルも各社が軒並み押し返したためKPCの代表が帰国し、一次は完全な物別れに終わることも予想された。
 しかしその後、KPCがさらに歩み寄りを見せて13ドルを再々提示してきたことから一転して決着となるに至ったもの。対象はフルレンジ・ナフサで、丸善石油化学、三菱化学など多くのセンターがかねてから一定量を採用している。