2004年11月04日 |
三菱レイヨン、アジア向けMBS樹脂など樹脂添加剤3次値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:三菱レイヨン |
三菱レイヨンは4日、MBS(メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン)樹脂を中心とした樹脂添加剤のアジア向け輸出価格を再値上げすることにし、需要家との交渉を開始したと発表した。11月積み分から1トン当たり300米ドルの値上げを実施する。 今年2月と9月にそれぞれトン当たり200ドル値上げしたが、主原料であるMMA(メチルメタクリレート)モノマーやブタジエン、SM(スチレンモノマー)の価格はその後も高騰している。 最近の品薄感や原料事情からみて、原料価格はさらに高騰することも予想されている。またMBS樹脂は、中国で塩ビ樹脂の需要が窓枠などの建材用途向けに増加しており、これに牽引されて、アジア市場全体に品薄状況となっている。 三菱レイヨンでは、こうした事情から採算改善を図ろうと、再度製品価格への転嫁を決めた。今後も原料価格の動向次第で、さらなる値上げの可能性もあるとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/1104m-rayon.doc |