2004年11月05日
サウジのナフサのプレミアムも縮小
来年上期分、A-180も2ドル下げ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 日本の石油化学企業や商社などがサウジアラムコとの間で進めていたナフサの来年上期分(1〜6月分)のプレミアム価格交渉がこのほど決着した。
 先に決着したクウェート石油公社との交渉結果と同様に、現在(今年下期分)の適用価格を全品種にわたって引き下げることで合意した。
 
 この結果、同期のプレミアムは、軽質NGLのA-180がトン当たり2ドル安の17ドルに、また、ラビーヌ積みのフルレンジナフサが同2.75ドル安の12.25ドルに、そしてジュベール積みのフルレンジナフサが同3.5ドル安の10.5ドル--にそれぞれ設定されることになった。いずれも、MOP-J(プラッツのC&F/ジャパンの中値)からフレートを引いた金額に上乗せされる。
 
 ナフサのスポット相場が高騰しているだけに、少しでもプレミアムを縮小したいとの日本側各社の強い意向が通ったもの。