2004年11月05日
日本ゼオン、シクロオレフィンポリマー設備15,000トンに増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:日本ゼオン

 日本ゼオン(古河直純社長)は5日、水島工場の高機能熱可塑性透明樹脂シクロオレフィンポリマー(COP)プラントの能力増強を発表した。
 
 同工場では今年6月、年産5,000トン設備を新設し既存設備と合わせて10,000トン能力に拡大したばかりだが、引き続き需要が好調なため、今回さらにその新設備を10,000トンに増強することにした。投資額は約20億円、完成は2005年6月の予定。これによりCOPの生産能力は15,000トン/年となる。
 
 「ZEONEXR」は、携帯電話カメラレンズ、レーザービームプリンター用Fθレンズ、DVD用ピックアップレンズなどの光学用途が好調なことに加え、今後プレフィールドシリンジなどの医療用途が大きく伸びることが期待されている。
 
 「ZEONORRは」、100%子会社である(株)オプテスで製造販売している液晶用光学フィルム(製品名 ゼオノアフィルムR )の販売が相変わらず好調であることに加え、拡散板が本格的に立ち上がってきている。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/1105zeon.pdf