2004年11月08日 |
中国の広東省仏山市が三水科技工業園団地に企業誘致 |
珠江三角洲に立地、広州空港から20分(2年後) |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:住友商事、ホンダ |
中国広東省の広州市から車で約1時間の距離に仏山市仏山高新技術産業開発区という建設中の省クラス工業団地があって、ここに三水中心科技工業園の造成工事が進められている。2006年には広州市の新国際空港から直行する環状道路が完成し、所要時間が20分に短縮される。 この園区の北東側に日産東風汽車、約40キロ離れて広州市の東側に本田(ホンダ)汽車、東南側に豊田(トヨタ)汽車があり、日本の自動車ビッグスリーが来年中にも操業を開始する。いわば華南地区の日本自動車生産基地園に入る開発区である。 三水中心科技工業園を造成する三水区は珠江三角洲の経済圏に位置している。3本の川が走り水が豊富。総面積874平方キロ、人口38万人(仏山市の人口は330万人、GDP1.300億元)。03年の1人当たりGDPは3,000ドルである。水陸の交通が便利。三水税関と三水港もある。 仏山高新技術産業開発区にはすでに国家松明企画区域があって、自動化機械、金属製品、自動車部品、電子機器、新材料、飲料食品、包装材料、プラスチック加工品などが生産されている。日本(住友商事)、韓国、台湾、香港、マカオ、カナダなどの企業が進出、米国トホウ、仏カラなども現地合弁会社を設立している。 同園区は企画面積18平方キロ、第1期(投資額5億元)として昨年3月に8平方キロの建設に入った。すでにマレーシア、タイなど内外90社が立地を予定しているという。日本からは大手タイヤメーカーやトランスミッションのメーカーが調査中といわれる。当面の重点誘致策としては自動車部品など。労働力は十分にあり、給料は一般が月400〜800元、技術者・管理職で1,200元ていど。 問い合わせは同工業園区東京連絡所、TEL/03-5786-1551 |