2004年11月09日 |
10月のエチレン生産量、前年比は定修差で0.8%減に |
1〜10月計は前年同期を3.3%上回る |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:出光興産、経済産業省 |
経済産業省製造産業局が9日にエチレンセンター11社の速報を集計したところによると、10月のエチレン生産量は62万5,000トンとなった。前月の実績を12.0%上回っている。しかし、前年同月の生産量に対しては0.8%の縮小となる。 前月を大きく上回ったのは、全体の稼働日数が1日多かったこと、稼動プラントの平均操業率が98.1%で前月を0.8ポイント上回ったこと、さらには定修による運休プラント数が出光興産・徳山の年産45万トン能力(定修スキップ年は49万8,000トン能力)装置1基だけで前月より1基少なかったこと--の3つの要因が重なったため。 一方、前年同月をわずかとはいえ下回ったのは、定修プラントの運休による減産規模が前年同月より多かったせい。稼動プラントの平均操業率は3.3ポイント上回っている。 この結果、今年1月から10月までのエチレン総生産量は623万7,700トンとなった。前年同期を3.3%上回っている。このペースでいくと、今年の総生産量は昨年末に経済産業省製造産業局がまとめた見通しを完全に上回ることになる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/1109keisansyo.TIF |