2004年11月12日
ナフサのスポット相場も各地で軟化
ただしオレフィンの相場は変化なし
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター各社の調べによると、原油の国際スポット相場の下落に伴ってナフサのスポット相場も各地で下降線をたどりはじめた。

 直近の日本向けのオファー価格は、トン当たりC&F440ドル台で、先週の平均を14〜15ドル下回っている。先々週の平均に比べると22〜23ドルの値下がりとなっている。北西欧の直近のCIF価格は426〜428ドルで、先週の平均を10ドル弱、先々週の平均を33〜34ドル下回るレベルとなっている。

 しかし、オレフィンのアジア地域の相場にはいまのところ変化が現れていない。大手商社筋によると、需給が依然として引き締まっていることによるもので、エチレンはトンあたり1,050〜1,100ドル、プロピレンは同970〜1,030ドルとなっている。