2004年11月15日
ナフサの国際スポット相場、先週の平均も小幅ダウン
日本の契約価格は450ドル強、それでも1年前の48%高
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の石化企業や大手商社等が先週1週間に国際スポット市場で輸入契約したナフサの週平均価格はトン当たりC&F451〜452ドルとなった模様。コントラクトものはこれより5〜6ドル高になったと見られている。
 
 これでスポットもののC&F価格は、10月第2週(平均約477ドル)をピークに4週連続の下降となった。北西欧のCIF価格も同じく4週連続のダウンとなり、先週の平均は430ドルを1〜2ドル割り込んだ模様。
 
 いずれの場合も原油の国際スポット相場の続落に誘発されてのもの。ただし、原油に比べると下げ幅はかなり小さい。この1週間の原油の下降率はWTIが3.6%、デュバイが5.0%となっているが、C&F/ジャパンは1.3%、CIF/NWEは1.7%にとどまっている。
 しかも1年前の11月第2週の平均に対比すると、C&F/ジャパンもCIF/NWEもともになお48%高となっている。