2004年11月16日 |
昭電社長に高橋専務が昇格、大橋氏は会長 来年1月新体制 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:サンアロマー、昭和電工、日本ポリオレフィン |
昭和電工は16日緊急記者会見を行い、2005年1月4日付で大橋光夫社長が代表権のある会長となり、後任社長に高橋恭平専務が昇格するトップ交代人事を発表した。 大橋氏は会見で「社長就任からほぼ8年になる。大変苦しい時期だったが、チータ・プロジェクトに続いて、2っ目の3ヵ年計画であるプロジェクト・スプラウトも計画通り達成できる見通しとなった。次のポスト・スプラウトは当社にとってとくに重要なので、ぜひとも新しい体制の下で策定し、スタートしてほしいと考えていた」と交代の理由を説明した。 また高橋氏については「何よりも人望があり、統率力、行動力に優れている。海外経験も豊富で、新しい時代のリーダーににふさわしい人材だ」と紹介した。 次期社長に内定した高橋氏は「緊張感で身の縮む思いだが、大橋社長には15年前、社長が総合計画部長だった頃に仕えたことがある。その後は関係会社の仕事が多く、2年半前に本社に呼び戻され、大橋社長のそばで仕事をさせていただいてきた。これも定めかと観念し、引受けることにした」と挨拶した。 また今後の経営課題について、高橋氏は「当社は“個性派化学”を掲げ、歴史のある部門と新しい部門の技術や知見がうまく融合している。成長路線である情報・電子やファインケミカル事業を軸にさらに深化、発展させていきたい。石化部門はこれまでの構造改革で市況の上下動に強い体質になった。アルミも高機能分野を中心に伸びている。これらの事業をさらに拡大し、夢のある会社にしていきたい」と抱負を語った。 【高橋恭平(たかはしきょうへい)氏の略歴】 ◇昭和19年7月17日生(60歳) ◇出身地 神奈川県 ◇学 歴 昭和43年3月 東京大学経済学部 卒業 ◇職 歴 昭和43年 4月 当社 入社 昭和45年10月 同 軽金属管理部 昭和52年 8月 ベナルム出向(ベネズエラ駐在) 昭和56年 8月 昭和軽金属株式会社出向(豪コマルコ社との合弁) 昭和61年11月 当社 総合企画部 平成 5年 3月 同 合成樹脂企画・技術部 平成 7年10月 日本ポリオレフィン株式会社出向 企画部長 平成 8年 6月 モンテル・ジェイピーオー株式会社 代表取締役社長 平成11年 6月 モンテル・エスディーケイ・サンライズ株式会社代表取締役副社長 平成13年 1月 サンアロマー株式会社 代表取締役副社長 平成14年 3月 当社 常務取締役兼常務執行役員石油化学事業部門長 平成14年 6月 同 常務取締役兼常務執行役員石油化学事業部門長 平成16年 3月 同 専務取締役兼専務執行役員(現任)戦略企画室担当兼IR委員会委員長(現任) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/1116sdk2.doc |