2004年11月16日
昭和電工、減損会計早期適用で業績予想修正
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:昭和電工

 昭和電工は16日、「固定資産の減損に係る会計基準」を2004年12月期決算から早期適用することにしたと発表した。また、8月10日公表の04年12月期連結及び個別通期業績予想を修正した。また当期末の1株当たり年間配当予想を下記のとおり修正する。

◇固定資産の減損会計の早期適用:「固定資産の減損に係る会計基準」を平成16年12月期決算から早期適用し、財務の健全化を更に進める。このため、遊休資産を中心として連結で約115億円、単独で約95億円の減損処理に係る特別損失を計上する。

◇業績予想の修正:売上高は連結・単独ともに、石油化学セグメントにおいて原料価格の上昇による販売価格の上昇と旺盛な中国需要を背景に、販売数量・価格とも予想を上回る見込み。

 営業利益は、連結・単独ともに、化学品セグメントにおける農薬関連事業等の軟調、アルミニウム他セグメントにおける原材料の上昇等があるものの、石油化学セグメントにおける国際市況の上昇、電子・情報セグメントにおける数量の好調な推移、無機材料セグメントにおける数量・価格の好調な推移等により予想に比べ増益となる。経常利益も、営業利益の増加を主要因として増益となる。

 当期純利益は、経常利益の増益はあるが、「固定資産の減損会計基準」早期適用を行うため特別損失が増加し予想に比べて減益となる。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/1116sdksyusei.doc