2004年11月17日 |
ゼオン化成、アスファルト舗装用融雪システムを共同開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ゼオン化成、日本ゼオン |
日本ゼオンの100%子会社、ゼオン化成(福島孝郎社長)は17日、土木業界大手の前田道路(社長岡部正嗣)と共同で、短工期で融雪効率の高い電気式のアスファルト舗装用融雪工法「スノーMZ システム」を開発、このほど販売を開始したと発表した。 ゼオン化成は、発熱する導電糸を織り布した独自の線面発熱体を開発し、温熱フトン・床暖房用等に展開してきた。熱効率に優れ均一な発熱ができる、発熱線が並列構造のため断線による能力低下が小さいなど多くの特徴をもっている。 新融雪工法は、これに前田道路の特殊アスファルト系積層シート「スーパーシート」を組み合わせて開発した。発熱体がシート化されているため、取り扱いが容易で、同様の電熱線システムと比べて飛躍的に工期が短縮できる。 さらに、前田道路の合材技術や、舗装面に遠赤外線砕石を組み合わせることで、融雪効率を高めた。消費電力を低減し省エネも達成した。04年度は東北地方から販売し、05年度は北陸、北海道に拡販していく計画である。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/1117zeonkasei.pdf |