2004年11月19日
ダイセル化学、中国に自動車エアバッグ用インフレータ生産・販売会社
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ダイセル化学

 ダイセル化学工業(小川 大介社長)は19日、自動車エアバッグ用インフレータ事業を中国で展開するため、江蘇省丹陽市に生産、販売拠点となる子会社「大賽〓0汰慣賄〓(江蘇)有限公司」(DSSC)を来月設立すると発表した。

 同社は、自動車エアバッグ用インフレータ事業の拡大に力を入れ、2010年には世界シェアの20%獲得を目標にしている。
 
 2000年米国に設立したダイセル・セイフティ・システムズ・アメリカ(DSSA)は02年7月から商業生産に入り現在業績は順調。02年タイに設立したダイセル・セイフティ・システムズ・タイランド(DSST)は本年3月に商業生産を開始した。また、本年3月に設立したポーランドのダイセル・セイフティ・システムズ・ヨーロッパ(DSSE)も、06年春の商業生産開始に向けて建設工事を進めている。
 
 今回設立する新会社は、日本、米国、タイ国、ポーランドに次ぐ第5の生産・販売拠点となるり、世界5極体制構築に向けた基盤が整う。

 新会社は、06年秋商業生産開始の予定。生産能力はパイロインフレータ年産220万個(運転席用および助手席用)、ハイブリッドインフレータ年産210万個(サイド用、カーテン用、ニー用)。

【新会社の概要】
◇設立予定日:2004年12月
◇会社名:大賽〓0汰慣賄〓(江蘇)有限公司(Daicel Safety Systems (Jiangsu), Inc.)
◇所在地:中華人民共和国江蘇省丹陽市
◇資本金:15百万USドル(約1,575百万円) (大賽〓〓(中国)投資有限公司 100%出資)
◇事業目的:自動車エアバッグ用インフレータの生産・販売

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/1119daicel.doc