2004年11月25日
ダイセル化学、液晶フィルム用酢酸セルロース 専用設備建設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ダイセル化学、富士写真フィルム

 ダイセル化学工業は25日、液晶表示向けフィルム用酢酸セルロースの需要増大に対処するため、新たに資金250億円を投じて、網干工場に専用設備を建設していくことを決めたと発表した。

 液晶ディスプレイ市場の拡大に伴い、材料である液晶表示向けフィルム用酢酸セルロースの需要も急速に増大している。同社は系列の富士写真フィルム向けを中心に、液晶フィルム用酢酸セルロースでは世界シェアの70〜80%を占める世界のトップメーカーで、将来的にも飛躍的な拡大が見込めるとしている。

 このため今後04年から09年にわたって需要動向を見ながら段階的に設備を増強し、引き続き供給体制を強化していくことにした。設備の一部は12月に着工の予定。能力などは明らかにしていない。

【計画の概要】
(1)建設地 :当社姫路製造所網干工場(兵庫県姫路市)
(2)計画期間 :2004 年〜2009 年
(3)総投資見込額 :約250 億円

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/1125daicel.pdf