2004年11月25日 |
チッソ、群馬大と共同研究活動に関する包括協力協定締結 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:チッソ |
チッソは25日、群馬大学工学部(工学部長:本間重雄)と行ってきた研究室単位の共同研究を拡大し、さらに広範囲な共同研究体制を確立するため、共同研究開発活動に関する包括協力協定を締結したと発表した。 群馬大学工学部は長年にわたる繊維・染色を基礎技術とした化学・高分子材料分野、生体アナログを目指す生物化学分野、さらに電子材料分野、機械・化学工学分野など、世界的に高い水準の技術を保有している。 一方チッソは、オクタノール、高度化成肥料、超高純度シリコンなどの製造に日本で初めて着手した歴史をもち、ポリプロピレン、可塑剤、合成繊維などの石油化学をはじめ、スペシャリティーケミカル、バイオマテリアル、ライフケミカル、電子情報表示材料などの分野で積極的な事業展開を行っている。特に液晶を始めとする各種表示材料は、世界をリードする最先端の材料として使用されるなど、広い分野で研究開発成果の実用化・事業化の経験を有している。 今回両者は、情報材料化学、繊維技術、多糖類、ケイ素などの研究課題で共通となるキーワードも多く、広範囲な分野で共同研究が可能との判断から、互いに一層踏み込んだ共同研究開発を進めていくことに合意した。 【協定の内容(予定を含む)】 (1)共同研究・研究受委託の推進 (2)研究者の交流 (3)研究者・技術者養成への協力 (4)インターンシップの促進 (5)両者からなる連絡会議の設置、運営 当面、新規電子情報表示材料を対象に期間3年間として取り組む計画。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/1125chisso.doc |