2004年11月26日 |
中国によるPTAの輸入、10月も前年同月の51%増 |
1〜10月計は前年同期の27%増の488万トンに |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
中国によるPTAの輸入は10月も活発で、前年同月の実績を51%上回って42万9,214トンとなった。ただし、9月の59万7,685トンや8月の55万2,273トンに対比するとかなりの規模の縮小といえる。中国のポリエステル繊維メーカーなど需要家の多くが原料PTAの続騰に対処して、減産に向い始めたためではないかと見られる。 10月の輸入のうち、最も多いのは従来通り韓国品で15万5,358トン。以下は台湾品の11万8,358トン、インドネシア品の3万8,222トン、日本品の3万3,092トン--等の順となっている。 これに伴う1〜10月の累計は、487万6,908トンとなった。前年同期を27%上回っている。トップは韓国品で186万5,500トン。台湾品の141万9,546トン、日本品の51万1,634トン、インドネシア品の45万6,864トン、タイ品の21万5,584トン--が続いている。 このペースでいくと、ことしの中国の総輸入量は585万トンていどとなる。昨年の総輸入量は前年比106%の454万6,057トンであったので、このままいくと今年の伸びは28%前後ということになる。 |