2004年11月29日 |
「住まいと環境・エネルギーセミ」、今回も盛況 |
塩ビ建材による住環境の改善が重要との指摘が相次ぐ |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:環境省、塩ビ工業・環境協会 |
(財)地球・人間環境フォーラムと塩ビ工業・環境協会は26日夕、東京・千代田区の東京FMホールで「第2回 住まいと環境・エネルギーセミナー」を開催した。 今回のセミナーでは、最初に、主賓の小池百合子・環境大臣と北野大・淑徳大学教授とが「きれいな地球・・・私たちに出来ること」の演題でそれぞれ基調講演、次いで小島浩司・三菱総合研究所主任研究員による「2004年夏の家庭での省エネ・温暖化対策に関する意識調査」の結果概要の発表があったあと、「地球にやさしい住まい方・暮らし方とは」をテーマに北野教授、小林光・環境省環境管理局長、坂本雄三・東京大学教授、中原茂明・塩ビ工業・環境協会会長の4氏によるパネルディスカッションが行われた。 小池大臣は、「地球温暖化の防止には個人の消費行動の変革と産業の更なる技術革新によるCO2の排出抑制が不可欠」と強調した上で、「複層ガラスや樹脂サッシの導入による住宅の断熱化も極めて有効」とも指摘し、塩ビサッシの持つ有益性に対する認識の深さを披露した。 一方のパネルディスカッションでは、小林局長が自宅をエコハウスに改造した結果の省エネ効果と快適な暮らしぶりを紹介したのに続いて坂本教授が複層ガラスと塩ビサッシの組み合わせによる窓がもたらす省エネ効果と結露防止効果などを詳しく説明。これを受けて北野教授が「そんなに大きな効果があることが判っていれば、私も先の自宅の改築で塩ビサッシの窓を採用した。予めきちんと説明しなかった工務店が悪い」と嘆いてみせるなど明るい雰囲気の中ながら意見が活発に飛び交い、最後に中原会長が「塩ビサッシと塩ビサイディングの持つ環境適応性が広く世の中で生かされていくよう私達ももっと努力したい」と所信を表明、そして司会の村田佳寿子・日本環境ジャーナリストの協会理事が「温暖化防止には住環境の改善が不可欠であり、ついては樹脂サッシと複合ガラスを採用することで快適な暮らしを送りながら省エネを実現することが大切という点が本日の結論と言える」と総括して会場を埋めた約300人の聴衆の盛んな拍手を浴びながら終了となった。 |