2004年11月29日
ナフサの国際スポット相場が欧亜両地域で再上
C&F/ジャパンの先週の平均はトン約465ドルに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、ナフサの国際スポット相場が先週に入って各地で急反騰してきた。
 
 わが国の石油化学企業や大手商社などが国際スポット市場で契約した価格の先週1週間の平均はトン当たりC&F465ドル前後となった模様。先々週の平均価格を約24ドル上回る水準となっている。10月の第4週の平均に近づいている。
 北西欧のCIF価格は、先週の平均が同440ドルで、これも前の週の平均を22ドル上回っている。
 ナフサの国際スポット相場は10月第3週をピークに軟化に転じ、先々週まで5週連続で下降線をたどってきていた。このため、わが国の石油化学製品の需要業界の中にはなお下降が続くと期待する向きも出ていたが、先週の反騰で再び先行きが不透明となってきた。