2004年12月01日
カーボンブラックの出荷、10月も順調な伸び
タイヤの生産の2けた増が大きな支えに
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:カーボンブラック協会

 カーボンブラック協会が30日に集計したところによると、カーボンブラックの10月の総生産量は6万9,819トン、総出荷数量は7万1,140トンとなった。前年同月の実績に比較すると、生産量は4.6%増、出荷量は3.7%増となる。
 生産量は4ヶ月連続の、また出荷量は6ヶ月連続の前年同月超えとなった。出荷量は3月の7万1,548トンに次ぐ今年2番目の規模。
 
 生産・出荷がともに順調な伸びを遂げた背景について同協会では、消費の圧倒的多数を占めるタイヤの10月の生産量が輸出の好調に支えられて前年を10.9%上回ったことが大きいと分析している。
 出荷の7万1,140トンのうちゴム用ファーネスは6万6,866トンで前年同月を4.3%上回っている。非ゴム用その他は4,274トンで同4.1%減と不振であった。
 
 この結果、1月から10月までの累計は、生産が66万6,192トン、出荷が66万4,239トンとなった。前年同期に対比すると、生産は2.0%増、出荷は2.4%増ということになる。出荷のうちゴム用ファーネスは同2.5%増の62万4,998トン、非ゴム用その他は同1.1%増の3万9,241トンとなっている。