2004年12月01日 |
ポリオレフィンフィルムの出荷、9月も着実に伸張 |
目立つLDPE製品の農業用とHDPE製品のレジ袋用の伸び |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合 |
日本ポリオレフィンフィルム工業組合が集計したところによると、同組合加盟のPOフィルムメーカーによるインフレーションフィルムの9月の総出荷数量(輸入分も含む)は6万9,263トンとなった。前年同月の実績を3.1%上回っている。これで6月以降4ヶ月連続の前年同月超えとなった。これに伴う1〜9月の累計は59万449トンとなった。前年同期の実績を3.1%上回っている。 9月の出荷の品種別内訳は、LDPEフィルムが前年同月比2.7%増の4万3,480トン、HDPEフィルムが同4.4%増の2万4,182トン、IPPが同3.0%減の1,601トン--となっている。 LDPEフィルムは4ヶ月連続の前年同月超えである。農業用の14.5%増とその他の7.8%増が目立つ。農業用は7ヶ月連続の前年比2けた増となっている。HDPEも4ヶ月連続で前年同月を上回っている。レジ袋用の7.7%増が牽引車となっている。その多くは輸入品にで占められていると見られる。IPPは5ヶ月連続で前年を割り込んでいる。 1〜9月の累計の内訳は、LDPEフィルムが前年同期比3.5%増の37万3,461トン、HDPEフィルムが同2.8%増の20万2,600トン、IPPが同3.5%減の1万4,388トンとなっている。LDPEの最大消費製品の産業用は1.4%増にとどまっている。農業用は11.3%増と高成長を遂げている。HDPEの最大消費分野であるレジ袋用は1.4%増の低成長となっている。同フィルムでは、産業用・その他の3.8%増が目を引く。 |