2004年12月01日
昭和電工、化粧品添加用「ビタミンC誘導体」を新発売
~活性酸素を除去し、肌の奥からコラーゲン再生を活発化~
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:昭和電工

 昭和電工は1日、皮膚や細胞膜に深く浸透し、しわ対策(リンクルケア)に優れた効果が期待できる化粧品添加用ビタミンC新規誘導体「アプレシエ」(商品名) の開発に世界で初めて成功したため、2005年1月から化粧品メーカーへの販売を開始すると発表した。

しわは、紫外線等の刺激により皮膚の奥で発生したコラーゲン分解酵素や活性酸素が、真皮のコラーゲンや弾力繊維を分解し、肌の弾力が失われることによって引き起こされる。ライフスタイルの変化や冷暖房などにより、皮膚への刺激は最近ますます増加し、目じり等のしわは最も代表的な肌の悩みとなっている。

 今回新発売する「アプレシエ」は、優れた美白効果を保持しつつ、親油性を付与することにより皮膚への浸透性を高め、有効成分であるビタミンCを真皮にまで届けることを可能とした。皮膚の奥からしわの原因となる活性酸素を除去し、皮膚の弾力性を保つコラーゲンの合成促進と分解抑制に効果がある。効能については、本年、皮膚科学会等で発表し、
大きな反響を呼んだ。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/1201sdk.doc