2002年05月27日 |
PPフィルムの4月の出荷、先年10月いらいの前年超え |
食品包装用の好調でOPPは6.4%増、CPPは3.6%増に |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会 |
日本ポリプロピレンフィルム工業連合会がこのほど集計したところによると、同連合会加盟のポリプロピレンキャストフィルムメーカーによる4月の出荷数量は、OPP(延伸PPフィルム)もCPP(無延伸PPフィルム)もともに前年同月の実績を上回った。 4月のOPPの総出荷数量は2万2,246トンで昨年4月の6.4%増、CPPは1万3,259トンで同3.6%増となった。いずれの品種も昨年10月いらい6ヵ月ぶりの前年同月超えである。両品種トータルは3万5,505トンで同5.5%増である。 これは、メーンの食品包装向けの出荷がプラス成長に転じたことによるもの。OPPの食品包装向けは5.1%増、CPPは4.5%増となっている。ただしその背景については、同フィルムメーカーも原料レジンメーカーも明確でないとしている。したがって、5月ならびに6月の実績がどうなるかはまだ読めないというところが多い。 両品種の4月の分野別出荷実績は以下の通り。かっこ内は前年同月比。 [OPP] ▽食品包装用=15,276トン(105.1%) ▽繊維包装用= 1,550トン( 95.6%) ▽その他 = 4,400トン(104.3%) ▽内需計 =21,226トン(104.2%) ▽輸出 = 1,020トン(191.0%) ▽合計 =22,246トン(106.4%) [CPP] ▽食品包装用=11,280トン(104.5%) ▽繊維包装用= 326トン(103.5%) ▽その他 = 1,554トン(102.3%) ▽内需計 =13,160トン(104.2%) ▽輸出 = 99トン( 58.2%) ▽合計 =13,259トン(103.6%) |