2004年12月06日
新日石の改質硫黄固化体、名称は「レコサール」
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:新日本石油

 新日本石油は、製油所からの副生硫黄を有効利用するため、室蘭製油所に日産70トンの実証プラントを竣工したが、6日、改質硫黄固化体の名称を「レコサール」(RECOSUL)とすることに決ったと発表した。
 
 「レコサール」は、約130−150℃の溶融硫黄に添加剤を加えて製造した改質硫黄に、石炭灰などの微粉末、漁業系未利用物の貝殻、珪砂、溶鉱炉スラグなどの骨材混ぜ合わせ、型枠に流し込んでコンクリート状にしたもので「強度に優れ、自然にやさしい」などの特徴がある。

 新名称は「リサイクル」「エコロジー」「サルファー(硫黄)」の3っの言葉を組み合わせた造語。室蘭製油所には8月、日産70トンの実証プラントが完成しており、現在魚床用を中心にフィールド実験を行いながら、事業としての採算性を追求中である。