2004年12月07日
L-LDPEの輸入がさらに拡大、価格も上昇
1〜10月累計は前年同期の15.5%増に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 直鎖状低密度ポリエチレン(L-LDPE)の輸入が一段と活発になってきた。10月の輸入通関数量は1万4,161トンで、前年同月を22.2%上回った。1キログラム当たりの平均CIF単価は117.5円で前年の平均を6.6%上回っている。

 この結果1〜10月累計は13万4,603トンとなった。前年同期より15.5%多い。平均単価は115.7円となっている。ちなみに今年1月は110.8円、6月は114.2円であった。
 
 10月の輸入量が最も多いのは引き続きサウジアラビア品で、5,779トンとなっている。前年同月を94.1%上回っている。以下は、米国品の2,476トン(前年同月比10.0%減)、タイ品の2,360トン(同50.5%増)、シンガポール品の1,878トン(同8.1%増)、韓国品の1,188トン(同47.5%減)--などが続いている。
 また、1〜10月の累計のトップはサウジ品の4万3,197トン(前年同期比25.7%増)となっている。これに続くのは米国品の3万210トン(同20.4%増)、タイ品の1万9,342トン(同7.8%増)、シンガポール品の1万8,961トン(同35.2増)、韓国品の1万8,185トン(同6.1%増)--など。