2004年12月08日
プラ協、「プラ製品再資源化フロー図」の03年版作成
廃プラの有効利用の拡大等、実態を詳細に紹介
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:プラスチック処理促進協会

 プラスチック処理促進協会は、1998年以降毎年作成している「プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況(プラスチック製品・廃棄物・再資源化フロー図)」の03年度版をこのほど完成した。
 
 この中では、03年度のハイライトとして(1)廃プラスチックの有効利用量が順調に拡大して前年比107.7%の584万トンに達し、廃プラスチック排出量の58%(対前年比3.6ポイント増)に到達したこと(2)その内訳は、サーマルリサイクル39%(対前年比ポイント増)、材料リサイクル16%(同1.0ポイント増)、ケミカルリサイクル3%(同0.8ポイント増)--となっていていずれの分野でも拡大していること(3)「くずプラスチック」の輸出が前年より13万トン増えて68万トンとなったこと--の3点を挙げている。
 このほか同フロー図では、プラスチック生産量が前年比100.9%の1,398万トンとなったこと、国内消費量が同104.2%の1,101トンとなったこと、廃プラ総排出量が同101.1%の1,001万トンとなったこと、そのうち一般廃プラが同101.0%の513万トンを占め産廃プラが同101.2%の488万トンを占めたこと--等々、03年における廃プラスチックに係わる様々な実態を詳細かつ分かり易く紹介している。