2004年12月09日
ソニー、最高レベルの高出力「リチウムイオン電池」を開発、発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ソニー

 ソニーは9日、モバイル機器の2次電池に求められる高容量化や大電流化を実現した、業界最高レベルの電力エネルギー密度をもつ、リチウムイオン電池の新ラインナップを開発したため、今月から出荷を開始すると発表した。

 同社は1991年に、体積当たりの容量が高く、小型、軽量、長寿命を特長とするリチウムイオン電池を世界で初めて商品化、また1999年には、形状自由度と安全性が向上したリチウムイオンポリマー電池を発売してきた。リチウムイオン電池市場(リチウムイオンポリマー含む)は現在、全世界で12億本の市場に成長している。

 今回発売する筒型リチウムイオン電池およびリチウムイオンポリマー電池は、業界最高レベルのエネルギー密度を実現し、モバイル機器のさらなる長時間駆動を実現した。

 筒型リチウムイオン電池『G8シリーズ』は、従来製品と同等の充放電特性を維持したまま、直径18ミリ、高さ65ミリの円筒形標準サイズで2550mAh(当社従来品比6%アップ)の業界最高レベルの高容量化を実現。ノートPCやデジタルビデオカメラなどの電力を要するモバイル機器でのさらなるスタミナ駆動に対応する。

 リチウムイオンポリマー電池『A8シリーズ』は、高い形状自由度による製品設計のしやすさや、ポリマー構造によるより高い安全性という特長はそのままに、830mAh(当社従来品比9%アップ)を実現し、携帯電話などの小型製品での長時間駆動をサポートする。

ニュースリリース参照
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200412/04-060/