2004年12月13日
経産省 三井化学のポリオレフィン事業統合「産業再生法」認定
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:出光興産、プライムポリマー、三井化学

 経産省は、三井化学から提出された出光興産とのポリオレフィン事業統合計画を、10日付で産業活力再生特別措置法に基づく「事業再構築計画」として認定した。
 
 同社は出光興産と、ポリオレフィン事業を共同新設分割によって統合(プライムポリマーを設立)し、生産・販売・研究開発の全ての面でコスト削減とシナジー効果を発現、収益力の向上を図る。計画期間は04年12月から07年11月までの3年間。同認定により同社は、簡易新設分割の特例及び登録免許税の軽減措置が受けられることになった。
 
 同社はこの再構築計画で具体的な数値目標として、実施期間内に
◇生産性の向上=自己資本当期純利益率を3.2ポイント向上させる
◇財務内容の健全化=有利子負債/キャッシュフロー 10倍以内
◇経常収支比率=100%以上
◇事業革新=新製品の売上を全売上高の1.1%とする
◇従業員=当初の5045人から5007人に38人減少(新規採用240人を含む)
などをあげている。