2004年12月13日
PSの11月の出荷、3か月振りに前年同月を上回る
国内向けが主要全分野で前年超えに
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会が13日に集計したところによると、PS(ポリスチレン)の11月の生産量は前年同月比94%の7万8,443トン、出荷量は同105%の8万3,243トンとなった。生産は5か月振りの前年同月割れ、出荷は3か月振りの前年同月超えである。
 
 出荷のうちの国内向けは同107%の7万9,820トンとなった。これも3か月振りの前年超えである。電機工業用と包装用がともに11%増と大幅な伸びを遂げたのに加えて、雑貨産業用が2%増、FS用が1%増といずれも着実に伸張したことによる。
 ただし、輸出は同82%の3,423トンにとどまった。4か月連続の前年割れである。PS各社が、狙い通りの採算を確保できるケースに輸出を限定する政策を取っていることによるもの。
 
 月末在庫は同88%の7万8,662トンとなった。年末在庫規模としてはかなり低いレベルといえる。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/1213jsta.pdf