2004年12月13日
SMの11月の出荷は前年同月比1%減に
メーンのPS用がPSメーカーの減産で縮小
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会が13日にまとめたSM(スチレンモノマー)の11月の生産量は前年同月比104%の29万2,237トン、出荷数量は同99%の29万155トンとなった。生産は前月に続いての前年同月超え、出荷は逆に2か月連続の前年同月割れである。
 
 出荷が前年同月をわずかながらも下回ったのは、最大消費分野であるPS(ポリスチレン)のメーカーの定修の影響等で国内向け出荷が6%減となったため。国内向けは前月に続いての前年割れとなった。
 
 一方の輸出は、中国からの引き合いの活発化で逆に6%増となっている。10月の輸出は今年に入って初めての前年同月割れとなって先行きが警戒されたが、11月は再び順調な伸びを回復した。
 月末在庫は同99%の8万1,204トンで、在庫率0.3か月という低水準にとどまっている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/1213jsta.pdf