2004年12月15日
ナフサのMOPJ、2日連続して400ドル割れ
原油を後追い、9月上旬いらいの低水準に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 ナフサの国際スポット相場が極東と西欧の両地域でともに軟化してきた。今週に入って日本の商社や石油精製企業等が国際トレーダーや産油国にオファーするなり契約するなりしているC&F価格の平均は、トン当たり384〜396の範囲内となっている模様。C&F/ジャパンが400ドル台を割り込むのは、今年9月3〜8日間に390ドル台を行き来していらいのこと。
 
 先週の平均に比べると22〜23ドル安となる。直近のピークである11月第4週に対比すると約75ドルの値下がりである。
 北西欧のCIF価格も400ドルを割り込んで370ドル前後で推移している。同地域での400ドル割れは9日間連続となっている。
 極東でも西欧でも原油のスポット相場の下降を後追いするかたちで下がっているわけで、このためわが国の商社や石油化学企業は今後の予想は極めて困難としている。大方は、このまま下がり続けると予想することだけは避けるべきとしている。