2004年12月15日 |
花王、化学品事業をグローバル展開 積極的に投資 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:花王 |
花王は15日、化学品事業をグローバル展開するため、油脂原料のオレオケミカル、スペシャリティ製品、機能材料の3事業領域の拡大へ向け積極的な設備投資を行うと発表した。海外生産拠点を中心に、04年末から06年にかけて設備を立ち上げる。総投資額は約100億円を見込んでいる。 化学品事業部門は現在、グループ連結売上高の約2割を占め、海外売上高比率は50%を超える規模となっている。今後はさらにこれらの事業規模を拡大する。 <オレオケミカル事業> フィリピンのピリピナス花王で、高級アルコール年産10万トンの設備を新設する。投資額は約69億円、既存設備は廃棄する。マレーシアと2拠点を合わせて高アル生産能力は年産20万トン以上となる。 <スペシャルティ事業> 花王スペシャリティーズ アメリカに約15億円を投入し、トナーバインダー設備を増設中。05年1月完成の予定。生産能力は2倍の規模となる。 <機能材料事業> 中国の上海花王化学で、ルームエアコンなどのコンプレッサー用冷凍機油として使用される、ポリオールエステルの製造設備を新設する。投資額は約6億円で、完成は2006年3月の予定。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/1215kao.tif |