2001年10月22日
中外製薬、米CTI社と第2世代タキサン系抗がん剤導入契約
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:中外製薬

 中外製薬は22日、米セル・セラビューティクス社(CTI)の100%子会社であるCTIテクノロジーズ社との間で、CTIが開発した新規タキサン系抗がん剤「ポリグルタメート化パクリタキセル」を中外製薬が導入することで合意したと発表した。これにより同社は日本および韓国、台湾などのアジア市場における開発、販売の独占実施権を取得した。

 同製剤は、パクリタキセルをポリグルタミン酸と結合させた水溶性高分子がん治療薬で、米国では複数のがん腫を対象にした臨床試験を開始あるいは準備中。

 これまでのタキサン系抗がん剤にはない新規適用症をもち、副作用の軽減された第2世代タキサン系抗がん剤として期待されるとしている。