2004年12月17日
EPSの11月の出荷、再び前年同月を上回る
1〜11月合計は前年同期比1.9%増に
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会が16日に集計したところによると、EPS(発泡スチレンビーズ)の11月の総出荷数量は1万6,850トンとなった。前年同月の実績を3.6%上回っている。10月は5ヶ月ぶりに前年同月を下回って先行きが注目されていたが、わずか1ヶ月で前年超えに戻った。
 
 需要分野別では、ブロック向けの18.8%増と家電向けの8.8%増が特に目を引く。最大消費分野の水産向けは前年の横並びとなっている。
 
 こうした結果、1月から11月までの出荷の累計は17万4,467トンとなった。前年同期の実績を1.9%上回っている。上期は1.0%の微増であったが、下期に入ってからは10月の4.6%減を除いて上期を上回る伸びとなっている。
 
 EPSの11月の出荷実績は以下の通り。単位はトン。カッコ内は前年比。右は累計。
 ▽水産   8,763(100.0%) 88,267(100.4%)
 ▽農業    819( 95.5%) 11,892( 94.4%)
 ▽他成型品 3,304(105.3%) 33,526(100.4%)
 ▽家電   1,721(108.8%) 18,539(105.3%)
 ▽ブロック 2,114(118.8%) 20,754(115.0%)
 ▽ネダ    115( 89.8%) 1,378( 90.7%)
 ▽一枚焼き   14( 73.7%) 111( 60.7%)
 ▽合計   16,850(103.6%) 174,467(101.9%)