2004年12月20日 |
エチレンセンターの中間期業績、大幅な増益に |
11社の石化部門の経常利益は前年同期の4.4倍 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局が20日に集計したところによると、エチレンセンター11社の石油化学部門の平成16年度中間期の業績は最近にない大幅な増収・増益となった。特に利益の増加の大きさが目を引く。 同局の調査によると、同期における11社の社全体の売上高は2兆2,397億円で前年同期の16.4%増、営業経常利益は1,146億円で同154.3%増、経常利益は1,262億円で同189.4増--となった。 営業利益と経常利益がともに前年同期を大きく上回っている点が注目される。 うち石油化学部門の業績は、売上高が1兆5,706億円で同19.4%増、営業利益が804億円で同279.1%増(約3.8倍)、経常利益が838億円で同337.9%増(約4.4倍)--となっている。この場合も利益面の大幅増が大きな特徴。 同局では、売上高の増加は、石油化学製品全体の需要が着実な伸びを遂げたことと、原料ナフサの高騰分の製品価格への転嫁が進んだことによるものと分析している。 一方の利益の大幅増の背景については、樹脂部門を中心としたアライアンスの進展や商慣行の改善等の合理化効果に加えて、国内外の需要の拡大に伴う出荷増と価格修正が大きく寄与してのものと判断している。 この結果、石油化学部門の対売上高経常利益率は前年同期を3.8ポイント上回って5.3%という高水準に達した。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/1220keisansyo2.doc |