2004年12月24日
ダイヤニトリックス、ポリアクリルアマイド価格修正へ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:ダイヤニトリックス

 ダイヤニトリックス(本社:東京都中央区、齋藤晃司社長)は24日、国内向けポリアクリルアマイド(PAAM)の価格修正を実施すると発表した。05年2月1日出荷分から10%の値上げを行う。
 
 同社は今年3月にも原料価格及び採算是正を理由に10%の価格修正を行ったが、その後も主要原料の値上げが相次いでいる。特にアクリル酸及び誘導品関係(アクリル酸メチル=カチオンモノマーの主原料)は価格の高騰だけでなく、世界的に品不足状態が続き、今後とも安定化の兆しが見えていない。

 このため同社では減産という厳しい状況を迎えている。12月にはアクリルアマイド(AAM)も価格修正を実施し、ポリアクリルアマイドの採算はさらに圧迫されている。
 
 一方需給は、堅調な需要に対して原料の供給不足が顕在化しているため、ポリアクリルアマイドの需給バランスは極端にひっ迫した状態が続いているという。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/1224daiyani.doc