2005年01月05日 |
TEC、ロシアからビスA・ポリカーボネート設備受注 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成、旭化成ケミカルズ、出光興産、東洋エンジニアリング、三井物産 |
東洋エンジニアリング(TEC)は12月28日、三井物産と共同で、ロシア連邦タタールスタン共和国のカザンオルグシンテツ社が建設を計画している、ロシア初の年産70,000トンのビスフェノールA (BPA)及び同65,000トンのポリカーボネート(PC)生産設備を受注したと発表した。完成は2007年の予定。 技術は、環境負荷と安全性に優れた出光興産のBPA技術と旭化成ケミカルズのPC技術を採用する。 同プロジェクトは、現地で自社生産中のアセトン、フェノールを原料にBPAからPCまで一貫生産する。これにより原料製品の高付加価値化を目ざす。また製品はロシア国内向けだけでなく、ヨーロッパ、アジアへの輸出を計画している。 ロシア経済はすでに混乱期を脱して、高度成長軌道に乗っており、国内消費も上向きに転じている。TECでは今後石油化学製品や化学品需要の高まりとともに、プラント需要も飛躍的に増大すると予測している。 <受注概要> ■客先 :カザンオルグシンテツ社(本社:カザン市=同国最大のポリエチレン製造会社) ■建設地 :ロシア連邦タタールスタン共和国カザン市(モスクワ市の東方約1,000キロメートル) ■対象設備 :年産70,000 トン・ビスフェノールA (BPA )製造設備及び年産65,000 トン・ポリカーボネート(PC )製造設備 ■役務範囲 :詳細設計、機器調達 ■ライセンス :BPA は出光興産、PC は旭化成ケミカルズ ■プラント完工予定:2007年 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/1228tec.pdf |