2005年01月05日 |
L-LDPEの輸入、サウジ品中心に依然として活発 |
1〜11月計は前年同期比15.9%増の15万トンに |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
L-LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)の輸入は引き続き活発で、11月の通関数量は前年同月を19.5%上回って1万5,522トンとなった。10ヶ月連続の前年同月超えである。 以前から圧倒的多数を占めていたサウジアラビア品が11月も前年を84.4%上回ったことによるところが大きい。 この結果、1月から11月までの累計は前年同期を15.9%上回って15万125トンに達した。これによって、年計が03年の13万9,165トン抜いて史上最高となることが確定した。春以降、国産L-LDPEの生産・出荷量が前年並みにとどまっているため品不足に陥った需要家が海外品の手当てに乗り出していることによるもの。 全体の3分の1がサウジ品で占められており、以下は米国品、シンガポール品、タイ品、韓国品--の順となっている。なお、国産品の1〜11月における国内向け出荷数量は73万9,139トンで前年同期比は100.7%。 L-LDPEの04年11月の主要国別の輸入通関数量は以下の通り。単位はトン。右は1〜11月の累計。カッコ内は前年比。 ▽サウジ 6,643(184.4%) 50,579(133.2%) ▽米国 2,792( 85.7%) 33,002(116.4%) ▽シンガポール 2,518(122.1%) 21,479(133.5%) ▽タイ 1,500( 88.2%) 20,841(106.1%) ▽韓国 1,522( 76.8%) 19,707(103.1%) 合計 15,522(119.5%) 150,125(115.9%) |