2005年01月05日
カーボンブラックの出荷、一段と活発に
昨年11月は前年同月の8.4%増に
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:カーボンブラック協会

 カーボンブラック協会の調査によると、04年11月におけるカーボンブラックの出荷数量は7万1,107トンとなった。前年同月の実績を8.4%上回っている。これで同製品の前年同月超えの連続記録は12ヶ月に延びた。
 
 同製品の月間出荷量の対前年同月比伸張率が8%台となるのは極めて異例のこと。11月の場合は、同月の自動車の生産台数の伸び率が7%台という高レベルに達し、それに伴ってタイヤの生産の伸び率も8%の高水準となったことが大きな要因と見られる。前年11月が前の年を1.4%下回ったのとは対照的な姿となった。
 出荷のうち、ゴム用ファーネスは8.7%増の6万6,924トン、非ゴム用その他は4.3%増の4,183トンで、ゴム用ファーネスが圧倒的に高い伸び率となっている。
 一方の生産も活発であった。11月の総生産量は6万7,215トンで前年同月を6.6%上回っている。うちゴム用ファーネスは7.2%増の6万3,163トンとなったが、非ゴム用その他は2.4%減の4,052トンと落ち込んだ。
 
 こうした結果、04年1月から11月までの出荷の累計は73万5,346トンとなった。前年同期を2.9%上回っている。うちゴム用ファーネスは3.0%増の69万1,922トン、非ゴム用その他は1.4%増の4万3,424トンとなっている。
 生産の累計は73万3,407トンで前年同期を2.4%上回っている。うちゴム用ファ−ネスは3.0%増の69万1,272トン、非ゴム用その他は5.6%減の4万2,135トンとなっている。