2005年01月06日
第1回「三井化学 触媒科学賞」受賞者決る
米・ジェイコブセン教授と東大・小林修教授
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は6日、世界の触媒科学分野で優れた業績をあげた研究者に贈る、第1回「三井化学 触媒科学賞」および「同奨励賞」の受賞者(各2名)を発表した。

 化学業界にとって、触媒の役割は極めて重要で、研究開発も世界各国の研究者らによって活発に行われている。そこで同社は昨年、この分野の研究を助成しようと表彰制度を創設、多数の応募者の中から受賞者を決めた。

 科学賞受賞者にはそれぞれ記念盾と副賞500万円、奨励賞受賞者には記念盾と副賞100万円を贈る。表彰式と受賞者による記念講演は3月22-23の両日、千葉県木更津市のかずさアカデミアホールで行われる。受賞者氏名は次の通り。

【三井化学 触媒科学賞】(2名)
◇ エリック・N・ジェイコブセン氏(米ハーバード大学教授、44歳)=不斉酸化・加水分解・炭素ー炭素結合生成反応に向けた不斉触媒の開発。
◇小林 修氏(東京大学教授、45歳)=環境調和型有機合成を指向した新触媒の研究。

【三井化学 触媒科学奨励賞】(2名)
◇桑野良一氏(九州大学助教授、34歳)
◇伊丹健一郎氏(京都大学助手、32歳)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0106mitsui.pdf