2005年01月11日
三井化学、環状オレフィンコポリマー設備増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は11日、環状オレフィンコポリマーの需要がIT分野向けを中心に増大しているため、岩国大竹工場の設備増強を決めたと発表した。現有年産2,800トン設備を改造し、600トン増の同3,400トンに増強する。今年10月に着工し、11月完工の予定。

 環状オレフィンコポリマー(商品名「アペル」)は、非結晶で光学特性に優れところから、DVDのピックアップレンズなどの情報電子材料をはじめ、PTP(錠剤の包装パッケージ)、シュリンクフィルムなどの機能性包装材料として幅広い用途をもっている。需要は好調で今後も年率20%を越える伸張が見込まれている。

 このため同社は今後さらに同樹脂の用途開拓を進め、08年をめどに大型増強を行うとともに、機能性ポリマー事業の柱の一つに拡大していく方針である。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0111mitui2.pdf