2005年01月13日
タカラバイオ、造血器悪性腫瘍の遺伝子治療試験 第〓相臨床試験へ
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:タカラバイオ

 タカラバイオ(加藤郁之進社長)は13日、遺伝子治療開発パートナーであるMolMed社(イタリア、ミラノ市)が、欧州において造血器悪性腫瘍を対象とした遺伝子治療の第〓/〓相臨床試験の中間結果を昨年12月米国サンディエゴで開催された第46回米国血液学会総会で発表し、臨床試験における主要評価項目がクリアされたことが確認されたと発表した。

 またこのデータをもとにMolMed社は、2005年中頃に欧州諸国での第〓相臨床試験に入るための協議をヨーロッパ医薬品審査庁(EMEA)と開始した。

 同社とMolMed 社はライセンス契約により、タカラバイオがアジアにおける自殺遺伝子HSV-TKを利用した造血器悪性腫瘍の遺伝子治療の独占的な商業化権を保有。一方、MolMed 社は欧州と米国におけるタカラバイオのレトロネクチン技術の非独占的実施権を保有している。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0113takarabio.doc