2001年10月19日 |
タイ・TPE、11月から新HDPE装置を本稼働 |
フィルム用品種中心に東南アジアでの勢力を拡大へ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
大手商社筋が入手した情報によると、タイのTPE(タイ・ポリエチレン)は11月からHDPEの増設新プラントの本稼動を開始することになる模様。 同社は、9月に年産20万トン能力のHDPE設備の増設工事を完工、その結果、合計70万トン能力のポリエチレン設備を有するにいたっている。内訳は、HDPE設備が50万トン、L-LDPEとHDPEのスイングプラントが10万トン、HP-LDPEが10万トン--となっている。 これまでの設備で必要なエチレンはNPC(ナショナル・ペトロケミカル)から供給を受けてきたが、今回の増設プラントの原料エチレンは、最近エチレンプラントを20万トン規模増強したばかりのROC(ラヨン・オレフィンズ)から受給する。 今回の大型増設によって、東南アジア地域における同社の市場基盤は一段と強固なものになりそう。当面は、ショッピングバッグ向けを中心とした薄肉・強化フィルム用品種のマーケットシェアーの拡大を目指していく構えを示している。 |