2005年01月17日 |
三菱樹脂、耐熱性・防犯性に優れた「高機能合わせガラス」開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱樹脂 |
三菱樹脂はこのほど、独自のフッ素樹脂系ガラス用中間膜とドイツ・Schott(ショット)社の高耐熱ガラスを組み合わせて、遮熱性や防犯性、透明性に優れた高機能合わせガラス「マルチブロック プレミアム」(商品名)を開発した。2月中旬から発売する。 これまでの合わせガラスは、ガラスが割れても飛散せず、防犯上も効果が高いとされてきたが、遮熱性が十分とは言えず、火災時の安全性に問題があった。 今回同社が開発した合わせガラスは、Schott社の高耐熱ガラスの中間に特殊な表面処理を施したフッ素樹脂系中間膜を圧着したもので、20分の耐火試験に合格する耐火性能を有している。 また一般の板ガラスより軽量で、高い透明度をもっているところから、関係省庁や関連団体からは「防犯性能の高い建物部品」としての認定も受けている。 価格は1平方メートル当たり約10万円。今後は住宅や災害時に避難所となる学校・公民館、病院などを中心に販売活動を展開する。初年度1億2,000万円の販売を予定している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1105971206.doc なお同社は、神戸国際展示場で開催される「第9回震災対策技術展」(1月18日ー22日)の三菱樹脂ブースに同製品を出展する。 |