2005年01月18日 |
PSの昨年の出荷、内需が再びプラスに転じる |
輸出が引き続き縮小して、出荷計は微減に |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:PSジャパン、日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会が18日にまとめたところによると、ポリスチレン(PS)の昨年12月の生産量は前年同月比6%増の8万5,225トン、出荷量は同1%増の7万6,788トンとなった。出荷のうちの国内向けは、3%増の7万3,863トン、輸出は23%減の2,925トンとなっている。国内向けは雑貨産業用を除く電機工業用、包装用、FS用の全てが前年同月を上回っている。 こうした結果、PSの昨年1年の総生産量は同2%減の94万9,197トン、総出荷量は同1%減の95万9,466トンとなった。生産量が減ったのは、PSジャパンの設備処理によって全体の生産能力が縮小したため。反面、平均稼働率はアップした。03年は平均85%だったが04年は91%に上がった。 一方の出荷がわずかながらも減少したのは、輸出が引き続き前年を大幅に下回ったせい。国内向けは、雑貨産業用の8%増と包装用の4%増がきいて全体で2%増の91万8,076トンとなった。前年は1%減となったが、昨年は再び前年超えに転じた。しかし、輸出は中国の自給化の進展もあって41%減の4万1,390トンという低水準となった。 年末在庫は同8%減の8万7,099トンとなっている。在庫率はわずか0.3ヵ月と低い。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1106028411.tif |